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19.手術について3
前回は、特定のかたを除いて手術をする意味合いはあまりない、ということを説明しました。
手術の問題点がもう一つあります。それは、高音が得られる=低音が消えてしまうのです。
手術の方式によっては多少残すことも可能なのですが、完全に低音が消えてしまう場合もあります。
声質で言うと、普通の人が地声と裏声を出せるのに対して、手術をすると裏声しか出せなくなってしまうこともあるのです。
自然な声には、ある程度の地声も必要となります。地声の成分が少なすぎると、かえって不自然な声になりやすいものです。高音のみを見て手術を考えるのはよくありません。手術の後で、高音になったことで喜んだかたも声質が不自然になり不満が出ることが多いようです。
さらに続きます。 |
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2013年11月4日 |
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