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4.高音の継続力

喉というのは、いつも使っている声質や音域を覚えるものです。しゃべるときにそれほど音程の変化がないのも、喉が慣れた音域を自動的に発声しているからです。
もちろん、日常的にいろいろな音域を使っている人でしたら、しゃべるたびに変化が大きくなる人もいます。特に女性によく見られる傾向です。(男性は無意識に音程を安定させようとする傾向があります)

さて、女性らしい声を出す上で重要な項目に、高音の発声を維持するというものがあります。ある程度の高音を会得したとしても、しゃべっている最中に低音になってしまっては、せっかくの高音が台無しです。
ですが、音程がいつのまにか下がってしまうというのは、実はよくあることなのです。日常的に低音でしゃべっている男性の場合には、低音に慣れているために、高音を出していたとしても、喉が「その音域はいつもと違う。戻さないと」と勝手に調整を加えて、低音に戻そうとしてしまうのです。
これを改善するには、高音を出す割合を上げて「この喉は、高音も使うんだよ」ということを覚えさせるのと、あとは高音を使うという強い意識です。

意識していれば、高音を継続させることは可能であり、また、喉が高音に慣れてくれば、維持する労力も少なくなってきます。
日常的にある程度高い声で喋り続けていれば、そちらの音域が癖になってくるために、高音が当たり前に出せるようになってきます。
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2013年8月2日