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983.哲学的な脳みそ

ゲストのさやかさんと一緒にワタリウム美術館「ルドルフ・シュタイナー展」と、Bunkamuraザ・ミュージアム「ポルディ・ペッツォーリ美術館」の展示会2箇所へ行きました。
ワタリウム美術館は建物がすごく個性的。今回初めて伺いました。現代アートをメインに展示している美術館のようです。



ただ今、ルドルフ・シュタイナー展が開催中です。ルドルフ・シュタイナーは哲学者で、黒板にドローイングした絵画(なのかな?)や、独創的な建築とデザインで有名な方です。代表作の黒板ドローイングが複数展示されていました。真っ黒な紙(黒板を模したもの)にチョークで何か図形や人物が描かれています。

一見すると何を描いているのか分かりません。
作品のタイトルを見ても…分かりません。
作品を説明する文章を読んでも……まるで分かりません。

哲学者が意図する深い意味が、私にはまったく理解できませんでした。 恐らく、分かる方が見れば、すごく重要な事が描かれているんだと思います。

逆に、ポルディ・ペッツォーリ美術館はすっごくストレートな作品が多いので、私好みです。



ミラノの貴族ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリのコレクションの展示です。貴族らしい優美で豪華な絵画、工芸品や武具など、数多く展示されているので見ごたえがありました。
中でも、今回の展示でポスターにも使われている貴婦人の横顔は必見です。装飾品の美しさや気品のある表情、少しくすんだ青空の中に立つ女性の姿が大変ミステリアスで素晴らしいです。

まったく異なる2種類の美術展をそれぞれ楽しめました。
せっかくルドルフ・シュタイナーの作品を見れたのであれば、ちょっと哲学が分かる要素も私の中に欲しいところなのですが、単純すぎる私の脳みそでは哲学を理解するには向いていないようです。

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2014年4月10日