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794．中原淳一が描く女性の世界 ゲストの中川千里さんとそごう美術館で開催中の「中原淳一展 生誕100周年記念」に行きました。中原淳一の作品はファッションのスタイル画や雑誌の表紙等で大変有名です。そごう美術館での今回の展示は約400点が集められた大規模な美術展です。  現代のファッションと比較してもまったく色褪せない魅力を感じます。戦前から戦後にかけて発表されたのだと思うと驚きます。寧ろ日本の現代ファッションの原点はここにあるのかもしれないのでは？と思ってしまうほど、中原氏の描くスタイル画も表紙絵に描かれている女性たちの化粧も、今トレンドと言われるスタイルに通じるものがありました。 展示品の中には撮影可能なブースも複数設置されています。フラッシュをたかなければ誰でも撮影OK。スタイル画を元に作られたブラウスやドレス、狭い部屋を可愛らしく効率よくするための収納方法等が再現されていました。ブラウスやワンピースは「このデザインは着てみたいな」と思うような作りが多かったです。    中原淳一は竹久夢二の影響を強く受けた画家と、千里さんがご説明くださいました。確かに初期の作品を見ると、夢二風の表現や彩色に近いものを感じます。個人的にジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦漫画家が描くファッション画は、何処か中原淳一の作風に似ているかも・・・と思いました。 「現代の日本女性が美しく生きるための心得」その原点がこの展覧会にあるように感じます。大変勉強になりました。 |
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| 2013年6月20日 | |||