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723.茶道具の名品と春

ゲストの山口さやかさんと世田谷にある静嘉堂文庫美術館に行きました。
静嘉堂文庫美術館では3月24日まで「曜変・油滴天目 −茶道具名品展−」が開催されています。
曜変天目(国宝)や油滴天目(重文)を実際に見ることができる貴重な企画展です。



私は茶道は良くわからないのですが、使われている茶道具を見るのは好きです。シンプルなデザインから、まるで絵画のような装飾が施された壺など、本当に見事です。
今回大注目は何と言っても曜変天目です。茶碗の中がまるで宇宙空間のよう。暗黒星雲の中で新しい星が生まれる瞬間を描いたような、神秘的で美しい光のグラデーションに目を見張るものがありました。
徳川将軍家・伊達家・毛利家・前田家などなど、戦国武将が珍重した貴重な茶器も複数展示されています。茶器がどのような経路をたどって静嘉堂に納められたのか、説明もされています。誰から誰の手に渡ったのかを見るのは、歴史を見るようで大変興味深いです。
静嘉堂文庫美術館は小高い丘の上にあります。美術館の裏には梅林があり、ちょうど梅の花が咲き始めの頃でした。





美術鑑賞後は二子玉川にある高島屋でショッピングやお茶を楽しみました。
今回は時間の関係で高島屋のみとなりましたが、二子玉川駅周辺は散策をしたらかなり楽しそうです♪



咲き始めの梅の花に春の息吹を感じる、素敵な美術鑑賞&お散歩でした。
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2013年2月27日