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715.YOKOHAMA シルクロード

ゲスト様と山下公園近くにあるシルク博物館に行きました。何度か足を運んだことはあるのですが、入るのは今回が初めて。と言うのも、閉館時間が早いので毎回行くたびに間に合わず、入りたかったのでしょんぼり帰ったのが過去3回。4回目でようやく念願かないました。

シルク博物館では絹の歴史から、繭から糸が出来るまで、また世界各国や日本の衣装紹介など展示内容もバリエーション豊かです。





生きた蚕が飼育されています。小さい蚕が驚くほど大きく成長をして、糸を吐いている姿を初めて見ました。蚕について説明されたプレートによると、上質で長い糸を作ることが出来るよう、雄のみ生き残るように作られた蚕もいるそうです。男だけのコミュニティーであれば女装は必ずあるに違いない・・・でも、蚕社会には必要ないかもしれませんね(苦笑)。

2階にある「シルクのあゆみ」コーナーでは世界の民族衣装の展示や、日本史の服装をトルソが身に着けて展示されています。日本の服装が古代から現代までのそれぞれの時代でどのように変わったのか見比べるのは見ごたえがありました。

お雛様のイメージは平安時代そのもの。古代史の服装を素人の私が見ると(専門家が見れば違うのかも)、男女で上着の形は同じような作りでした。個人的には室町時代の女性の旅姿スタイルが好みでした。
ゲスト様が「この人形楓さんに似ている」と安土桃山時代の女性トルソを指して仰ってくださいました。確かに生き写しのように似ていましたΣ(・ω・ノ)ノ!

着物1着で繭が数千個必要なのだそうです。高価品であるのも納得です。
イメージキャラクターの「まゆるん」と一緒に記念撮影もできます。



平日であれば混雑せず、照明が抑えられた館内は静かなので、じっくりと自分のペースで展示品を鑑賞できます。
横浜は絹で栄えた貿易港。シルクの歴史街道を旅するような博物館でした。
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2013年2月17日