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623.市電に乗ってタイムスリップ

ゲスト様と横浜市電保存館に行きました。横浜で市電が走っていたのは昭和47年まで。以前、映画で見た「コクリコ坂から」にも市電が走るシーンが登場しています。実際私は横浜の市電を実際に見たことが無いので、大変気になっていました。



当時の市電が複数保管されたこちらの建物。思った以上に広いです。市電が6車と貨物車が1車が展示されていて、中に入ることも可能です。年代ごとに車内の造りがどのように変化したのか、横浜の歴史と共にみると興味深いです。木造だった車内が金属に変わっていったり、新しくなるにつれ造形美から機能性に変化しているような気がしました。市電の展示のほかに、鉄道コレクションや鉄道模型パノラマコーナーなどがあります。小さな子供に大人気のようでした。
こちらの保存館、なんと入場料が100円と安い!しかも無料駐車場完備!!展示内容がボリューム満載なのでなんだか得した気分になります。



明治37年に市電が誕生して、関東大震災、第2次世界大戦を経験し昭和47年に廃業するまでの経緯が記されたパネルには、市電が横浜市民と歩んだ長く輝かしい時代と、高度成長期に社会の変化について行くことができずたった数年で廃業に追い込まれてしまった内容が書かれています。読んでいると涙がでます。

まるでタイムスリップしたような気持ちにさせられる、市電達が眠る不思議な時間と空間でした。



▼横浜市電保存館
http://www.kyouryokukai.or.jp/train.html
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2012年10月2日