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454.日本文化が愛した椿と庭園

ゲスト様と根津美術館の「百椿図 椿をめぐる文雅の世界展」に行きました。江戸時代や室町時代の椿をテーマにした名品の展示です。中でも注目は百椿図。100種類以上の椿の絵と、当時の重要人物達が唄を添えた絵巻物です。椿が当時の日常品と組み合わせてアレンジメントされた姿は、どこか日常的で身近に感じます。どんな絵画もそうですが、画集や画像で見るよりも本物は凄い。百椿図の椿絵も色鮮やかで、日本画の優しく繊細な色使いと金の配色や顔料の盛り上がった凹凸など…ただただ見事でした。



根津美術館の展示方法がまた良いです!
うっすらと薄暗い室内に、ホワリと作品が浮かぶようにライティングが絶妙に配置されています。ドラマティックで神秘的な演出にも注目です。

根津美術館は館内にある庭園も見ごたえがあります。4棟の茶室を含む広い庭園です。ゲスト様のお話によると、ここはかつて大名のお屋敷があった場所だそうです。庭園を見下ろせる喫茶店もあるので、美術館鑑賞後にティータイムも良いでしょう。とても風流な楽しみです。

 

 

根津美術館の最寄り駅は表参道駅、駅から美術館までのみゆき通りにはお洒落でハイセンスなお店が数多く並んでいます。日本芸術と最先端のファッション。大都会の中心にある美術館だからこその楽しみが味わえますヨ☆


▼根津美術館
http://www.nezu-muse.or.jp/index.html

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2012年1月27日