ゲスト様と出光美術館に行きました。
出光美術館ではただ今【長谷川等伯と狩野派】が開催中です。



等伯のライバル“狩野派”との関係を視野に入れた展示になっていました。長谷川派と狩野派、それぞれの作品の違いや類似点をわかりやすく説明されています。比較すると面白いです。
それにしても等伯の人気は凄いです。長谷川等伯の展示会は大変注目されるので、今回の出光美術館での開催も平日にも関わらず来場者がとても多かったです。そういえば以前、上野の国立博物館で開催された際には長蛇の列で、入館するだけでも３０分以上待ちました。
巨樹表現やダイナミックな作風の狩野派の作品も素晴らしいのですが、長谷川等伯の繊細で物静かで包み込むような日本人らしい表現にも感動します。それぞれの画風の良さ、そしてライバル同士の攻防戦など、臨場感のある展示内容になっていました。

その後、美術館周辺の丸の内をお散歩しました。紅葉の季節が過ぎてしまったので、街路樹はちょっぴり寒そうな趣になっていましたが美しい町並みでした。ショーウィンドーに並ぶブランド店やオフィスの数々、銀座とはまた異なるお洒落さのあるストリート。ここが大都会の超ど真ん中なんだな、としみじみ感じます。
お隣は皇居です。私の大好きな江戸城（の後ですが(・ω・)）がすぐそこです。江戸の時代からここには多くの人達の往来があったのかと考えると、歴史や時代の流れを感じて今、自分もここを歩けることを幸せに思いました。

　

【長谷川等伯と狩野派】は１２月１８日までです。武将や茶人、日本史に名を残す人達が注目した画家達の名品です。会期があとわずかですが、機会がありましたらご覧頂けたら嬉しいです。