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5.理解しあう喜び

2月18日付け朝日新聞(東京版)に興味深い記事がありました。港区では来る7月以降、印鑑登録証明書や印鑑登録原票などを含む81文書229件の申請書/証明書類において、性別記載を求めないことにしたという内容です。性同一性障害を持つ方が窓口で不快な思いをしないように配慮したためだ、と書かれています。

以前ある性同一性障害の女装っ子さん方から、同じような内容のお話しを伺ったことがありました。心は女性であるのに、男性の服装をしないと窓口に行きにくい。とても辛いことだと・・・(2003−12−02、小欄)

私は以前より、世間一般にも同じような認識が広まって、早晩この様な動きが起こってくるだろうと確信していました。私が予想していたよりも早いペースで、しかも東京都心の自治体が取り組みに着手したことを、とてもうれしく思います。アルテミスを始める際の私自身のモチベーションは、女装っ子さんが一般社会へ堂々と進出することの一翼を担いたい、世間の認識が変わってゆくきっかけを作りたいとの思いにありました。この新聞記事で、当時のことや今のアルテミスのことを改めて思い返しています。それと共に、港区のこのような動きができるだけ早く全国に広まっていくことを強く期待しています。