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19．エレベーター 今回はチョット趣向を変えて、女装者の為の実用的な心がけ講座です。 女装での外出になれていない方の場合､緊張がピークに達する場所はというとお手洗いと考える方が多いようですが、実はエレベーターです。小さい空間に人が詰め込まれていて、しかも全員が無言。たかが数十秒のことですが、極度の緊張のためにその数十秒が永遠にも感じられる羽目に陥りがちです。男性スタイルの時でさえも、エレベーターで見知らぬ人と相乗りをする時にはどことなくいずらい感じを受けるものです。人が側にいるのに、会話も他の音すらも無い空間はなんとなく嫌なものです。こういうところではいささか自意識も強くなるようで､女装者と気づかれているのではないか、変な目で見られているのでは・・・？と考えがちです。 でも安心してください、実際には相手もそれほど冷静ではありません。自分が居心地のよくない空間は、他人にとってもあまり居心地はよくないことが多いものです。エレベーターの中では、お互いに顔を見ないように心がけるのも日本的な風習であるように思えます。あまり緊張をせずに、自然にしていれば大丈夫です。 |
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