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21.服への愛情

時折気付くのですが、男性は女性に比べて衣装汚れに無頓着の方が多いようです。食事をした時に汚してしまっても気がつかなかったのか、それとも無視をしているのか・・・私が指摘して初めて気付いたというようなことが多いです。襟元にファンデーションが付いたままの衣装をまた別の日にお召しになっている女装子さんが多いことにも驚きます。洗濯がご自宅で気軽に出来ない事情があるのかもしれませんが、女性の目から見ると、臭い・汚れが目立つ衣装を着ることは恥ずかしい行為です。

食事をした時に誤って衣装にシミが付いてしまった際には、すぐに濡れ布巾などで汚れを取ったほうが良いでしょう。襟元にファンデーションが付いてしまったら洗濯必須です。臭いが気になる場合には即刻消臭を。雨の日にぬれたままの衣装をそのまま保管をしてしまっては臭いの原因になります。また、ワキガの方は臭いには特に意識が必要です。匂いで男性とばれるので要チェックです。
誰かに衣装を借りたときは、衣装の状態を必ずチェックしてから返却するのがスマートなやり方です。自分の身に着けたものが体から離れたら関係無いと思ってはNG。汚れや臭いは衣装に残ります。相手への配慮、それも女性らしい心配りです。

数ある衣装からお気に入りの一着を選ぶ楽しさは格別です。
大きなサイズや希望のデザインがなかなか見つからずようやく見つけて購入できた感動や、オンラインやカタログから注文をしたくても配送先を何処にしたらよいのか悩むなど、購入時にさまざまな壁があるかもしれません。そのようにして手に入れた服達は、パートナーと呼んでも良いくらい大切なものでしょう。

女性服の扱いは大切な女性に対する接し方と似ています。デリケートに優しく愛情をこめて。服はドラマティックに男性を女性に変える魔法のアイテム、大切に扱いたいものですね。
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2010年7月5日