▼女装学
コラム HOME女装好学 > 14.補整下着のサイズ選び


0
14.補整下着のサイズ選び

女性的なボディラインを表現する上で、補整下着は大変重宝する女装用アイテムの一つです。補整下着選びのポイントは、ご自分の体形に合ったもので、長時間身に着けていても苦しくないものを選びます。例えば、お腹周りを細くしたいあまり締め付けが強力過ぎるウエストニッパを選んでしまうと体に良くはありませんし、お肉が片寄りボディラインが不自然になってしまいます。美しいボディラインを保つためにも適正サイズを選ぶことが大切です。

初めて補整下着を購入する際のサイズ選びは、普段お召しになられている女性服のサイズを基準にします。補整下着は(各商品の素材によって異なりますが)伸縮性の強いアイテムです。普段Lサイズのスカートをお召しの方が、Lサイズの補整下着を初めて身に着けると、同じLでも窮屈に感じるかもしれません。初めは補整下着の着心地になれることが大切です。

普段2Lサイズのお衣装をお召しになられている方でも、Mサイズの補整下着を身に着けることも商品によっては可能です。ただし、これはあまりお薦めできません。サイズが極端に異なると、体に合わせようと補整下着が伸びすぎて補整効果が薄れます。体を補正して理想的な形を作るのではなく、体が補整下着を変形させてしまった状態になってしまいます。ウエストニッパであれば、強引に締め付けるとウエストのクビレはできますが、その上下に逃げたお肉がぷっくりと盛り上がり、段々腹のようになってしまう場合もあります。モデルのようなシャープなラインを作りたかったにも拘わらず、女性のぽっちゃり体型のような凹凸が作られてしまうかもしれません。また、リンパの流れも滞ってしまいますので、むくみの原因にもなります。

男性が女性物の補整下着を身に着けるにあたって注意をしなければならないことの一つに、補整下着の多くは女性用として女性の体形に合わせて作られているということ考えたうえで選ばなければならないことが挙げられます。ウエストニッパなら脇下の肋骨部分、ガードルであれば男性特有の凸部分など、男女で骨格や体の凹凸が異なりますので、その点も考慮をして補整下着のデザインを選びましょう。補整下着はメーカーによってデザインも素材も様々です。その違いを楽しむことも面白いかもしれません。
0
2009年2月27日